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春は新しいことを始める季節。やりたいことを思い出す季節。

雨上がりの桜


昨年、娘の体調不良で参加できなかった講座の先生が講師を務める半年の講座に、縁あって参加できることになった。

 

「記録すること」

「想いを形にすること」

「大切な人に伝えること」

 

先日初めて参加した講座で、「桜」をお題に連想する単語を自由に書いて、その単語の中から思い出したことを隣の人とシェアするというワークをやったのだけれど、お隣さんは昭和7年生まれ84才のおじいちゃん。

 

父ちゃん肩車

 

家の庭に植えた桜の木がついぞ花が咲かなかったという話。本職ってのはやっぱすごいもんだ。

自分が住んでいる地区にある公園の八重桜が一番きれいだという話。地元の中学生を中心に皆さんで植樹したんだそうな。

桜の公園を作ることが今でも自分の夢だという話。夢があるっていいなぁ、年は関係ない。

 

なんでもない話がなんとも居心地よく、すっかり聞き役に。そのおじいちゃんが講座の最後の感想を話す時間に、

 

「自分と年の変わらんかかりつけの病院の先生が亡くなって跡を継いでる息子が言うんだ、〇〇さんこれから私はどうしたらいいですかねぇって。もっと親父に色々聞いておくんだったって。我々の世代が生きてきた道のりを記録に残すことは次の世代に伝えることは絶対に必要なことだ。そう改めて思いました。」

 

胸が熱くなった。

 

田舎の桜並木

 

【自分史講座】という、自分の人生を振り返って文章を書いて一冊の本にまとめるという自分史作成の入門編。

 

昨年、会社勤めをしていた時には出会えなかった地域で活動している方達の話を聞いて感動して、そんな仕事をその想いをその人の言葉で紹介するサイトを作りたいという想いを発端に開業した。

 

こんな素敵な活動をしている人がいる、こんな素晴らしい仕事が世の中にはある、自分で作り出すことが出来る。こんな強い想いがある、信念がある。選択肢はいくらでもある。人生は自分で切り拓いていくことができる。

 

カエル起きた

 

動き出したものの、何がしたいのかどこへ行きたいのか見失い、一旦距離を置くことにした。自分と向き合うことに集中することにした。本当はそうせざるを得ないぐらい自分に疲れ切ってしまったのだけれど・・・

 

何をかしたい、何者かになりたい、、一年悩んで悩んでたどり着いた結論は「何もせんでもそれでいい」。そのことを自分自身で受け入れてあげよう。そのままでいい。ありのままで生きたらいい。

 

 

自分で自分を認めてあげよう。

 

 

晴れのお花見日和

 

 

生きてるだけで素晴らしい。

 

 

私も誰しも、生きていることが素晴らしい。

それだけで素晴らしい。

 

 

自分が普通だと思ってることも

こんなの何でもないと思っていることも

それなりだと思っているかもしれない人生も

 

その人だけのキラキラ輝いているかけがえのないもの。

 

誰かにとっては人生を変えるくらい特別なもの。

 

文章にすることで、記録に残すことで

その誰かに伝わるかもしれない。

誰かの力になるかもしれない。

その人の生き方を変えるかもしれない。

 

桜ピクニック♪

 

もう一度やりたいことに向き合うことにしたのです。

 

頑張らずに。焦らずに。

 

講座でおじいちゃんと「桜」の話をしていて、北海道の実家の庭にも桜の木があったことをはっと思い出した。毎年桜は花が咲くのに思い出したのはほんと数十年振り。

 

今はもう伐り倒してしまって家にはない桜の木。GWも過ぎた頃に花の開花まで待ちきれない葉っぱと一緒に花が咲く北国の桜の木。確かさくらんぼの実もつけていた。食べていただろうか。どんな味だったのだろうか。おんこの実を食べてたことはよく覚えてるのに。木登りもよくしたなぁ。

 

何ってことはない。でもふとこんな記憶の蓋が開いていくことがなんだか嬉しくて楽しくて心地よい。

 

サクラサク

 

岡山の桜はもうとっくの昔に終わったけれど、私の地元の釧路は未だに開花していない(笑)たぶんもうそろそろ咲く頃かな?ひょんなことで距離感を噛みしめる。

 

あと何回桜の花を見れるのだろう

自分に残された時間はあとどれぐらいあるのだろう

子どもと一緒に過ごせる時間はどれぐらい

親と直接顔を合わせて会える日はどれぐらい

 

どれぐらい沢山の人に出会えるだろう

 

限りある時間の中でどれぐらいのことが出来るのか。どんなことがしたいのか。考えるのは怖いけどもう一度一歩踏み出して自分の人生を自分で作っていこうと思う。
 

両手に花!?

 

女子が群がる父ちゃんのモテ気もせいぜいあと数年(*‘∀‘)笑

家族で過ごせる時間をやっぱり何より一番大切にしたい。

 

母ちゃん頑張るわー!

 

いや間違えた、頑張らないんだった。頑張らないことを頑張るのか!?いや頑張らないのだ(*ノωノ)笑

 

春は新しいことを始める季節。来年はどんな気持ちで桜の花を見ているか。見ていたいのか。想像しながら今を楽しもう。

 

JUGEMテーマ:古民家・田舎暮らしのススメ

 

2017年シーズン予約開始!Nature Family 岡山川下り自然体験

 

 

| 起業ストーリー | 15:53 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
仕事が好きだ。好きなのだ。開業から3ヶ月の記録。

空を見上げる

 

10月になりました。2,3日前から金木犀が香り出して

夜はぐっと寒くなって岡山もやっと秋だなぁという感じ。

 

わたしかいぎょうします!から始まった2016年夏。

 

出来ること出来ないこと、得意なこと苦手なこと、

今やるべきこといつか行きつきたい未来、

色んな事に向き合って3ヶ月かけて得たひとつの結論。

 

私は本っっっ・・・当に「仕事が好きだ〜〜〜!」ということ。

 

好きなことを見つけたい。仕事にしたい。

やりたいことを見つけたい。仕事にしたい。

 

音楽の道に挫折した。職人にもなれなかった。

畑違いな仕事をあれこれ経験して器用貧乏な自分が出来上がっていって

どんなことでもいい、これだ!というものを一つ見つけなければと

いつも焦っていつも自分を否定してきた。

 

でも、私の好きなこと・やりたいこと=「仕事」。

 

それでいいんじゃないか!?と気付いたら

とっ散らかっていた頭の中が全部つながるように思えてきた。

 

旦那の川下りのサポートをすることも

バイトでお店のお手伝いをすることもひたすら単純作業をすることも

ボランティアでカレーを作ることも子供たちと遊ぶことも

誰かのアイディアや要望を形にすることも

文章を書くことも話を聞くことも人と出会うことも全〜〜部好き。

 

生きていること、全部が「仕事」に繋がる生き方。

 

そうか、だから私は自営業がしたかったのか。

 

特別な何かなんて必要ないんじゃないか?

そう思えるようになったらものすごく楽に生きられる気がしてきた。


前の会社で働く中で自分の中で生まれた信念、

「自分の仕事は自分で作る」

 

こんなんどう思う〜?と雑談の中で出た話も

自分の中でスイッチが入ったら

数日後には形にして提案して仕事を作ってきた。

 

自営業という立場になって、そのまんまのやり方じゃ通用しない、

まずは人間関係を作ることからということ、自分と同じスピード感を

人に求めてはいけないということも学んだけれど、

その行動力がお前の強みだと一緒に働いていた人から教えてもらった。

 

自分の強みすら否定しかけていた。

 

猪突猛進、やっぱり走ることしか出来ないんだなぁ。

 

でも開業してわからんなりにとにかく動いていたら

3ヶ月経って、自分が作ったノウハウをそのまま生かせる仕事と

いつかやりたいと思っていた仕事が一挙に降って来た。

 

「あなたと一緒に仕事がしたい」と思ってもらえることが

何よりも嬉しいし本当に本当に有り難い。

それは私が誰に対しても思っていることだから。

 

「だれか」と「なにか」を創り出すことが好き。

仕事ってそういうことよね。うん。そういうことだ。

 

水上トランポリン

 

今年の夏はネイチャーファミリーのツアーに

7年ぶりに参加!!4才の娘もついに川下りデビュー(^^)

 

も〜〜〜めちゃめちゃ楽しかった!

 

こんなに楽しいツアーホントになかなかないと思う!

最初と最後で子供の表情がまるで違う。

たった2時間でハッキリと成長を感じることが出来て

大人も一緒になって思いっきりはじけて大笑いして川に癒される。

 

こんな仕事をゼロから作り出した旦那、

自分の好きなことを仕事にしている旦那のことが

ずっとうらやましくて勝てない悔しい・・・と思っていたけれど、

そうじゃなくて、こんな仕事を作り出せる人と一緒に仕事がしたい!

 

ってことだ。夫婦だからどうこうじゃなく

決してネイチャーファミリーを吸収合併するぞ!でもなく(笑)

 

好きなことを仕事にして生きる人と仕事をするには

自分も好きなことを仕事にしないといけないと思っていたけど

今のままの自分で出来ることがまだまだありそうだ。

 

本当に開業してよかった。

 

たくさんの人に背中を押されて前へ進む勇気をもらったように

私も誰かが迷ったり立ち止まって動けなくなっている時に

背中を押してあげられる人でありたい。

 

ガイドトシ

 

「好きなことを仕事にする」人が

もっともっとたくさん溢れる世の中になりますように☆

 

今年も残すところ3ヶ月!!

やること山積みだ〜〜衣替えするつもりが

タンスの上にある貯金箱開けて500円玉貯金の枚数を

数えてる場合じゃないのだっ( 一一)!!笑

 

仕事も家事も母ちゃん業も、ぼちぼち適当に頑張ります(^^)

 

 

JUGEMテーマ:古民家・田舎暮らしのススメ

 

今年もありがとうございました!Nature Family 岡山川下り自然体験

 

 

| 起業ストーリー | 04:54 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
仕事をしながら仕事をつくり仕事を考える

以前一緒の会社で働いていて独立した方から

ふと思い出したように連絡があり、

何か一緒にやりたいね〜会社のロゴとか作れる?

と聞かれ、はい!!!と即答。

 

作ったことありません(笑)

 

聞いてくれたってことはマスナリさんなら作れるって

思ってくれたってことだ。頼まれごとは試されごと。

 

叩き台のデザインを送ってイメージを聞き取り、

最初に聞いた希望とイメージを合わせて再度デザインを考え

次に送ったロゴを気に入ってもらって

調整を入れて本日最終OKいただきました。

 

あ〜〜〜達成感!!一緒に創り出す作業。やっぱり楽しい。

 

同じ頃に、出産前チラシを作らせてもらった

家具屋さんからそろそろ落ち着いた〜?と連絡があり

落ち着くどころか仕事してますって話で(笑)

再度新しいチラシの作成依頼、他もろもろ相談。

 

家具屋さんと私を繋いでくれたのは、

私が住んでいる真備町で活動されているディジュリドゥ奏者で

ディジュリドゥを作る作家でもある河田嘉彦さん

出会いは河田さんが主催したワークショップのお手伝い募集。

詳しいご紹介はまた後日。

 

Yoshihiko Kawata

 

音楽で生きる道と家具職人を目指す道に挫折した私が

その道を生きている人と仕事が出来る。

 

こんなに嬉しいことはない。人生に無駄なことなんてない。

 

ライフワークとライスワークを考えながら

自分のやりたいことと得意なことにちゃんと目を向けて

出来ることをひとつづつやる。

 

見てくれてる人はちゃんと見てくれている。

 

今日Facebookに流れてきた【共創】という言葉に

そうこれ!これなんよ!!!と静かに興奮(田舎の夜なのでw)

 

あ〜〜〜また走り出したい思いに駆られる。いかんいかん。

 

きちんと整理して言語化して前に進む。焦るな私。

静かな田舎の夜、外ではもう秋の虫がリンリンコロコロ。

すっかり涼しくなって今晩は窓開けて寝たら風邪ひくな。

 

秋ももうすぐそこ。あ、そういや今日は父の誕生日。

60を機に返上したらしいけど(笑)こっそりおめでとう。

 

毎日家の横にある作業場から聞こえてくる

大工さんが木を削る音を聞いて育った娘は

仕事を作ることの大変さと楽しさの間で今日ももがいています。

 

!!!

もうひとつ思い出した!

小学生の時に書いた大工さんの絵を父が買い取ってくれたのが

私の初仕事だ!会社のロゴ作成、二度目でした(笑)

 

5,000円。

 

初めて私が稼いだお金。小学生には大金だった。

月500円の使用料にしておけばもっと儲かっていたのに!!!笑

 

どう見ても子供が書いたヘタカワイイ大工さんの

絵が書かれたトラックが今日も釧路の町を走っています。

 

お父さん、誕生日おめでとう。長生きしてね。

 

 

JUGEMテーマ:古民家・田舎暮らしのススメ

 

岡山で川遊び:Nature Family 岡山川下り自然体験

 

| 起業ストーリー | 23:38 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
それでも知らない道を行く。

笠岡の田舎道

 

私は知らない道、通ったことのない道を走るのが好きだ。

 

18才の免許取りたての頃、嬉しくてあちこちうろうろしまくっていたら、一家総出で昆布干しをしている真っ最中の昆布漁師さんの敷地に入り込んでしまい、ヘタクソなバックで何十回もハンドル切って引き返し大恥かいたこともある(ていうか迷惑)。

 

それでも知らない道を通りたいのだ。

 

ていうか岡山の人には

昆布を干してる光景が目に浮かばないか!?笑

 

知らない道が好きだから、

どうせ行って帰るなら違う道を通りたくなる。

 

北海道の最東端、納沙布岬に初日の出を見に行って帰りに知らない道を通りたい病が発病し、とんでもない山奥の道に入り込みアイスバーンでスリップして死にかけて元旦早々車を廃車にしたこともある。

 

それでも知らない道を通りたいのだ。

 

いや、さすがに学べよって話なんだけど(笑)

 

瀬戸内海に浮かぶ船

 

開業して一ヶ月、色んな人を訪ねて知らない道を通ることが増えて毎日たくさんの発見に満ちていて、車を走らせているだけでワクワクする。

 

北海道生まれの私にとっては何の冗談!?と思うぐらい細い道が多くて、岡山へ来てからは知らない道に入り込むことを躊躇してしまうことが多かったけれど、この一ヶ月今まで通ったことのない道をたくさん通って、あー本当に岡山はいいところだなぁと実感しています。

 

とりわけ笠岡は、旦那の地元なので旦那の運転で超マニアックな抜け道を通りなかなか道を覚えられずにいたのだけれど、自分で運転するようになってこの道がこう繋がるのか!と地図を描けるようになってきて、本当に楽しい(^^)ほんまにいいところじゃなぁと思う。

 

行きたい場所。見たい景色。会いたい人がたくさんいる。

 

その中で何が出来るのか。何がやりたいのか。

日々本当の自分の心の根っこに問い掛け中。

 

先が見えない総社の新しい橋

 

知らない道を走り出して壁にぶち当たって撃沈する。そんな繰り返しの毎日。しかもテンションMAXの猛スピードで走っている時にバカでかい壁にブレーキもかけずに突っ込んでしまうもんで、ダメージがかなりデカい。自分が嫌で嫌で仕方なくなる。

 

それでも知らない道を通りたいのだ。

 

アホなのだ(笑)

 

ダメージはデカいけど乗り越えたら今まで見たことのないものの見方が出来るようになることを学んだ。車じゃそうはいかないけど人生は失敗したぐらいじゃ恥をかいたぐらいじゃそう簡単に死なないぞってことも知った。たくさんの美しい景色とステキな人達にも出会った。

 

な〜んでしょ!?

 

走り出せば失敗ばかりでしんどいけど

やっぱり走らずにはいられない。

 

大丈夫、今は人の声に耳を傾けることも覚えた。自分のペースを自分でコントロール出来るように・・・はまだなれていないけれど、こんな人間になりたいという自分像は少しずつ見えてきた。

 

この一ヶ月の間に、自分で自分をコントロール出来ないせいで心配や迷惑をおかけしてしまった方もたくさんいます。ごめんなさい。

 

もっと良い関係を築けるよう

もっと楽に生きられるよう頑張っています。

 

殻を破る

 

岡山は今日も晴天!さすが晴れの国。

 

旦那は今日も川下り。私は子供らと三人で何をしようかな〜

久々のノープランデー(^^)

皆さまよい週末をお過ごしくださいね♪

 

 

| 起業ストーリー | 06:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
岡山ひと図鑑:始めました!!!いいね!お願いします☆

いかさ田舎カレッジ塾長・三井津好恵

 

新山のやっさんに先を越されること2日、

起業ストーリーその10まで〜なんてちんたらやってたら

いつまでも始められないので

7月1日(金)、始動します!!今日が記念日☆

・・・で、カレンダー見たら大安だし!!神がかってる(。>д<)

 

【岡山ひと図鑑】 

 

(HP)http://www.okayama-hitozukan.com(準備中)

 

(FBページ)→ こちらをクリック☆

 

◇目次◇

 

・すごいひと
・挑戦するひと
・心輝く若いひと

 

◇◇◇◇

 

岡山ひと図鑑の「すごいひと」はみんな、特別なひとじゃない。

目の前に表れた小さな出来事にただただ挑戦し続けてきたひと。

岡山にはこんなすごいひとがいる!こんなにステキなひとがいる!

もっともっとたくさんのひとに知ってもらいたい。

 

この輪が全国に広がって、地域でなんか面白いことしよう♪

と思うひとが一人でも増えてくれたらそれ以上嬉しいことはない。

 

そんな想いで集めた、岡山ひとつなぎコーディネーター

マスナリエリカによるインタビュー集です。

 

サンダル公務員&産業観光コーディネーター

 

◇◇◇◇

 

岡山ひと図鑑の「挑戦するひと」は、あなたと同じように

そして私と同じように、本当にやりたいことはなんだろう?

自分はどんな生き方をしたいんだろう?

自分にとって家族とは?仕事とは?仲間とは?

 

目の前で起こる小さな出来事に日々葛藤しもがき苦しみながらも、

でも地域で何かがしたいんだ!やりたいことを見つけるんだ!

と挑戦し続けるひとを集めた、インタビュー集です。

 

笠岡市新山地域おこし協力隊

 

◇◇◇◇

 

岡山ひと図鑑の「心輝く若いひと」は、いわゆる後期高齢者。

 

仕事、子育てを終え自分だけの時間を手に入れて今思うこと。

若い世代のひとに伝えたいこと。

たっぷり自分の人生を振り返ってもらったインタビュー集、

田舎暮らしをこよなく愛する

岡山ひとつなぎコーディネーター・マスナリエリカのライフワークです。

 

元気なおじいちゃんおばあちゃん

 

◇◇◇◇

 

岡山ひと図鑑は、2016年中にHPを立ち上げ、

フリーペーパーを発行します。

情報はFacebookでお届けしていくので、

いいね!&フォローお願い致しますm(__)m

 

岡山ひと図鑑 Facebookページ

 

 

【姉妹図鑑:マスナリエリカ監修】

 

・新山ひと図鑑

 

岡山県笠岡市新山地区へ2016年4月に地域おこし協力隊として

赴任したご夫婦、井口泰宏&安希乃が

インタビュアーになってお届けする、

新山のひとと魅力をお伝えする二人のブログ&フリーペーパーです。

 

Yokayocafe-よかよかふぇ- https://yokayocafe.localinfo.jp/

 

本日さっそく一人目の新山人がブログに登場予定!お楽しみに☆

 

・○○ひと図鑑 (岡山県内限定:2016年7月現在)

 

自分が住んでいる地域のことを

もっとたくさんのひとに知ってもらいたい!

みんなに知って欲しいこんなステキなひとがいる!

地域でなんか面白いことしたい!

そんな地域プレイヤー=挑戦者を募集します。

 

正直申しますが、まだシステムは出来上がっておりません!

走りながら作り上げていきます。

壁にぶつかりながらその都度一緒に考えて解決していきます。

 

そんなめちゃくちゃなプロジェクトだけどなんか面白そうやん!

って思ったそこのあなた!思い立った今がチャンスです、

マスナリエリカに連絡下さい。すぐにあなたに会いに行きます。

 

今のところ何もお渡し出来るものはないけれど、

きっとあなたの本当にやりたいことが見つかります。

人生がちょっとだけ楽しくなります。

 

迷ってる暇があったら一緒に走り出しましょう(*^^*)

連絡お待ちしております☆

 

岡山ひとつなぎコーディネーター・マスナリエリカは

WEBメディアの活用を通して

田舎暮らし、地域創生の可能性を模索していきます。

 

2016年7月1日 大安吉日

 

 

JUGEMテーマ:古民家・田舎暮らしのススメ

 

岡山唯一の川下りツアー:Nature Family 岡山川下り自然体験

 

 

◆◇◆◇◆

岡山ひとつなぎコーディネーター

マスナリエリカの起業ストーリー・その4まで公開中☆

◆◇◆◇◆

 

次回、その5は・・・

 

「私の地元・北海道でのお仕事〜大自然編」

 

自然の中でのんびり働きたい♪

田舎暮らししてのんびりしたい♪・・・それは幻想です!?笑

 

その1・大安吉日、わたし開業しました♪伝えたい言葉が溢れて止まらない日々

 

その2・4才まであと8日。姉ちゃんみほのの赤ちゃん返り。

 

その3・赤ん坊を背負って働きに通った玉島のパン屋【ぱんご〜の】のこと

 

その4・東京の音大落ちて京都で職人を目指し会社をクビになって北海道に帰るまで

 

| 起業ストーリー | 11:02 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
子育て中のママが世代間交流で元気になれる場所:井原市西方町【jamur】

井原市・jamur

 

本日も私の起業ストーリーはお休みして。

ひとつなぎコーディネーターの名にふさわしく!?

とにかく「ひと」に会っています。

 

昨日お邪魔したのは井原市西方町で子育て中のママやご近所さんが

ぷらっと立ち寄れる広場【jamur(ジャムール)】さん。

 

以下、HPより引用。

 

====

 

jamur ~ 起ち上げへの想い

 

はじめまして。アラフォー主婦です。

関東から井原に越してもうすぐ3年。7歳と3歳の子がいます。

 

地元で一人目を出産しました。

沢山の友人に囲まれての子育てでしたが、産後の何とも言えない

孤独感の中で不安で毎日泣いてばかり。

可愛いはずの我が子をそう思えず、自分のやりたいことが

出来ないと思い込みイライラする毎日。

それに追い打ちをかけるように始まった子どもの4ヶ月からの

アトピーとの出口の見えない戦い。

 

子育てがこんなに大変だなんて誰も教えてくれなかったー!!

 

そんな私の支えになったのは旦那でも親でも医者でも保健師でもなく、

同じ境遇のママでした。

 

アドバイスが欲しいわけではなく、

ただみんなと子どもを見合いながらあーだこーだ

話をしたいだけだったんだーって気付きました。

 

子育て中のママさん。

 

一人で子育てしちゃダメです。つながりましょう!!

子どもが小さいからって諦めていることないですか?

やりたいことやりましょう。

 

もちろん今しかない子どもとの時間を楽しみながら。

ママが元気でニコニコなら家族が元気になります。

そのきっかけをお手伝いできたらと思います。

 

みんなが笑顔になりますように。 

みんなに愛される空間になることを願って。

 

====

 

気になる!五禽戯体操

 

昨年の春、私がちょうど仕事を辞めることを決めた頃、

たまたまFacebookから「こんな広場をオープンします♪」

という情報が流れてきました。

 

私がやってみたいな〜とぼんやり描いていた夢を

ドンピシャで実現している人がいる!!!

 

驚いてなんだか悔しくて(笑)

主催されている滝沢希さんのブログを一気に全部読みました。

 

滝沢さんの素晴らしさは、私が説明するまでもなく

jamur起ち上げへの想いとこの写真一枚に凝縮されていると思う。

 

自分のこどもも一緒にいる空間で

ママもおばちゃんもおばあちゃんも関係なく

お客様がぷらっと立ち寄れて

なんでもないおしゃべりをしながら

気付いたらなんだかいっぱい笑って温かい気持ちになって

また来るね〜と言って家に帰りたくなる場所。

 

こんなに強い信念を持って活動しているのに

肩ひじ張らないゆる〜い空気感が出せるのは希さんの

人柄があってこそ。

 

4月に開催した一周年記念イベントには、

なんと100人を超えるお客様が来場されたとのこと!!!!!

 

地域に愛されるjamurさん、

ちょっと遠くてもこどもがいてもいなくても

立ち寄る価値のある【居場所】です。

 

頑張るママさんを応援する!色んなイベントも開催しているので

HPをチェックしてみてくださいね(^^)

 

井原市西方町 jamur(ジャムール)

 

(HP)https://sites.google.com/site/jamurjam/

 

(Facebook)https://www.facebook.com/jamurjam/

 

この夏休みには、写真右に写っているおかあさんが

プレゼン(?笑)しに来られた「五禽戯体操」の体験を

開催予定♪クマになったりシカになったりするらしい。

 

いや気になり過ぎます!!!!!笑

 

====


何度かjamurさんのイベントに参加して、

滝沢さんともっと話してみたいけど

自分が何者かがわからなくて

なかなか伝える勇気が出ずにいたのだけれど、

名刺を作って開業しただけで気持ちが大きくなって

jamurさんに会いたい!!と思いすぐに連絡しました。

 

実はとっとと何の仕事をするのか発表しない私の

ブログ&Facebookに痺れを切らして!?

インターネットの世界が苦手な滝沢さんから先に

連絡してきてくれたのだけれど(^^)

 

なにか大きな渦が大きな流れが出来てきている。

ちょっと油断すると溺れそうなぐらいデカい。

 

jamurさんには近日中に改めて取材に伺う予定♪

滝沢さんの想いをしっかり聞き留めたいと思います。

 

明日はちょっと一休み。山奥へ癒されに行ってきます。

皆さんもよい一日を♪

 

 

JUGEMテーマ:古民家・田舎暮らしのススメ

 

シーズン本番!ネイチャーファミリー岡山川くだり自然体験

 

 

◆◇◆◇◆

岡山ひとつなぎコーディネーター

マスナリエリカの起業ストーリー・その4まで公開中☆

◆◇◆◇◆

 

次回、その5は・・・

 

「私の地元・北海道でのお仕事〜大自然編」

 

自然の中でのんびり働きたい♪

田舎暮らししてのんびりしたい♪・・・それは幻想です!?笑

 

その1・大安吉日、わたし開業しました♪伝えたい言葉が溢れて止まらない日々

 

その2・4才まであと8日。姉ちゃんみほのの赤ちゃん返り。

 

その3・赤ん坊を背負って働きに通った玉島のパン屋【ぱんご〜の】のこと

 

その4・東京の音大落ちて京都で職人を目指し会社をクビになって北海道に帰るまで

 

| 起業ストーリー | 02:32 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
新山への愛に溢れた進化する地域おこし協力隊:井口泰宏&安希乃

おはようございます、眠れない日々が続いている

岡山ひとつなぎコーディネーター・マスナリエリカです。

 

寝ても覚めてもやりたいことのアイディアが浮かび

起きて慌てて書き留めてとにかく記録記録、の毎日。

 

昨日も日中、井口夫妻への初めての取材を終えて

達成感いっぱいでいつもより深く眠れたけれど

やっぱり夜中に目が覚めて

こんなんも面白いんじゃない?!と思い記録しながら

二人のブログを見ると・・・

 

よかよかふぇ:新山○○図鑑、はじめました!

 

堪らない!!!このスピード感☆

もうやりたいことが形になっている(^^)

 

しかもやりたいことも先に発表されてしもた!

私まだ6回も自分のよもやま話書かなきゃならないのに!笑

 

「はじめます」じゃない、「はじめました」なところが

すごいと思う。やる!と決めたその日がスタートなのだ。

 

わかりやすい説明のプレゼン能力に長け、人前に出ることが

得意な顔の濃いぃ天性のプレゼンターなやっさんと

そんなやっさんよりも実はかなり熱い想いを秘めたあきのちゃん。

 

旦那への愚痴でしっかり意気投合し(笑)

 

二人の想いを私なりに受け止めてお話を引き出せたかなぁと

思っていたら、それ以上の嬉しい感想を書いてくれていました。

 

空前のブームな地域おこし協力隊。

 

国や行政や色んな人の思惑があって悪用する人もいるのが事実。

3年の任期を終えての定住率も実はそんなに高くない。

でもこんなに素敵な二人を発掘して採用した笠岡市はすごい!!

 

二人が新山の皆さんに愛されて

世代を越えてみんなの笑顔が集う未来の新山が想像できます(^^)

 

全部自分の畑で採れた野菜のサラダ

 

全〜部自分たちの畑で採れた野菜を使って作ったサラダ(^^)

あきのちゃんオススメのビーツの不思議な甘さと

美味しさに私も感動!!!!トマトはめっちゃ固かった!笑

 

新山の野菜作りのプロ!のおじいちゃんおばあちゃんに

アドバイスをもらって、年々もっと甘い柔らか〜い

トマトを作れるようになっていくはず♪

 

やっさんの盛り付けにあきのちゃんがダメ出しする

力関係は変わらないかもしれないけれど(笑)

 

ひとつなぎコーディネーター、しっかりフォローしていきます♪

 

笠岡市新山地域おこし協力隊

井口泰宏さんと安希乃さんのブログ

 

Yokayocafe-よかよかふぇ- https://yokayocafe.localinfo.jp/

 

ぜひチェックしてみてくださいね〜(^^)

取材&インタビュー記録はまた後日公開します。お楽しみに♪

 

笠岡市新山地域おこし協力隊

 

やっさん&あきのちゃん、美味しいランチ&楽しい時間を

ありがとう!・・・夫婦仲良くね〜っ( ゚Д゚)!!笑

 

 

JUGEMテーマ:古民家・田舎暮らしのススメ

 

友達とわいわいがやがや♪Nature Family 岡山川下り自然体験

 

 

◆◇◆◇◆

岡山ひとつなぎコーディネーター

マスナリエリカの起業ストーリー・その4まで公開中☆

◆◇◆◇◆

 

次回、その5は・・・

 

「私の地元・北海道でのお仕事〜大自然編」

 

自然の中でのんびり働きたい♪

田舎暮らししてのんびりしたい♪・・・それは幻想です!?笑

 

その1・大安吉日、わたし開業しました♪伝えたい言葉が溢れて止まらない日々

 

その2・4才まであと8日。姉ちゃんみほのの赤ちゃん返り。

 

その3・赤ん坊を背負って働きに通った玉島のパン屋【ぱんご〜の】のこと

 

その4・東京の音大落ちて京都で職人を目指し会社をクビになって北海道に帰るまで

 

 

| 起業ストーリー | 04:26 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
東京の音大落ちて京都で職人を目指し会社をクビになって北海道に帰るまで

今日は誰しもひとつぐらいはあるであろう、

出来れば引いても開かないタンスの奥にでも仕舞っておきたい

恥ずかしい過去の話。失敗の話。

 

全10回でお届けするつもりの私の起業ストーリー、

私の場合、これがあり過ぎるもんでなかなか進まんのです(笑)

 

***

 

私は我ながら何事もそつなくこなす子供、でした。

 

今でもマスナリさんは何でも出来そう!とよく言われるのだけれど

何10回も数えて準備したはずの資料の数を間違えていたり

(残念な数字感覚)

マラソン選手のような体型なのに足はめちゃめちゃ遅かったり

(ただのもやしっこ)

家でもきちんとしてそう!と言われるけど

時間が許せばどこまでもダラダラゴロゴロしていたり

(これは結構バレてるな('Д')笑)

出来ないことなんていくらでもある。人間だもの。

 

でも子供時代は本当に順風満帆で、

地元の進学校に進学し夜なべ式勉強法(一夜漬けともいう)で

期末テストではどの科目もクラス上位の成績を納め

小学校から続けている吹奏楽部では

副部長になりアンサンブルやソロのコンクールで

全道大会(本州でいうところの県大会)にも出場し

部活漬けの生活。楽しくて仕方がなかった。

 

当時は当時できっと悩みがあったんだろうとは思うけれど^^;

 

「どこまでものめり込む」という性格は良し悪しで、

進学校にも関わらず進路を大して考えもせず

部活ばかりやっていた私は、全道大会で金賞を獲ったのをいいことに

部活を引退した3年生の秋に音大受験を宣言する。

ピアノも習ったことないのに。

プロのレッスン受けたこともないのに。アホや。アホでしかない。

 

しかも音大もピンからキリまであるのに選んだのは一流の私立大学。

受験を決める直前にN響の首席奏者の演奏を聞いて、

その先生が某大学の講師?と知り決めた。それだけ。

いや、そこ受かったらカッコいいやん!ていう見栄もあった。

 

アホだ。

 

それでも、周りの人を納得させる何かがあったのだろう、

ピアノを習い出しオープンスクールで出会った大学の教授に

本気で今年受験するなら私のレッスン受けなさい!と言われるがまま

毎週末飛行機で東京に通い(思い返すだけで恐ろしい・・・)

怒るとフランス語が出る先生の厳しいレッスンを受け

音楽が楽しいから、音楽を続けたいから音大受験を決めたのに

苦しくて苦しくて苦しくて狂った。試験前日のこと。

 

ここで今思い返してもうちの親はすごいなと思うのは、

私を受験させてくれたこと。ここまでやったんだから受験して

合格してやっぱり入学しませーん!って言ってやればいい。

たぶんそんなことを言われて、

翌日にはスッキリした気持ちで試験会場へ旅立った。

 

それで本当に合格してたらかっこいいのだけれど結果は不合格。

 

初めての失敗。初めての挫折。

 

今思えば、結果を受け止められたのは受験出来たからだと思う。

やるだけやった!と思えたからだ。

受験を辞めていたら一生、逃げたという思いに囚われていた。

 

***

 

そして始まる浪人生活。

 

といっても音大を受けるつもりはもうないし

いわゆる大学受験のため、じゃない。

「人生の浪人期間」として1年好きなことしてみたら?

と親から与えられた猶予期間。

 

なんじゃそりゃ!!当時はたぶん思わなかったけれど

本当にうちの親はすごいなと思う。

 

その期間は大学に進学した友達を訪ねて札幌で遊び歩いたり

リゾートバイトでホテルの最上階にある

フレンチ料理のレストランの厨房でコック見習いをしたり

自営業で大工をしている親の仕事を手伝ったり

GLAYに続く北海道出身のロックバンドを発掘しよう!みたいな

ライブイベントのスタッフをしたり

一人旅をしたい!と言って京都に進学した友人の家を拠点に

四国一周レンタカーの旅をしたり・・・

どこまでも自由に過ごしていた。過ごさせてもらった。

 

そして最終的に見つけたのが【京都伝統工芸専門学校】。

 

元々の気質もそうだけど、「何か一つのことを極めたい」

という想いが日に日に大きくなったのだと思う。

もうすぐ一年経っちゃうよ、どうしようと思い始めていた頃に

【職人】というキーワードで検索して偶然見つけたこの学校。

 

試験期間ギリギリのラインでやっと受験を決めて

面接を受けたら、もう家も遠いしまた来るの大変だから

アパート決めて帰っちゃいなさい!と言われ(笑)無事入学。

 

高校卒業から1年後、京都で新しい生活が始まった。

 

***

 

この専門学校の一番素晴らしいところは、

色んな世代、色んな立場の人たちが一緒に学ぶ学校だったこと。

 

新卒の人、1年で大学を辞めて入りなおした人、

芸大を卒業した人に脱サラした人、

伝統工芸の職人の跡取り息子に定年退職したおじいちゃんまで。

進学校→大学受験、という狭い価値観の中で生きてきた

自分にとってこんなに色んな人がいる!色んな生き方がある!

というのは新鮮で衝撃的だった。

 

そしてもうひとつ私にとっての素晴らしい出会い、

学校のある園部町という田舎町で活動する【園部吹奏楽団】。

 

吹奏楽を知らない人にはあまり馴染みがないかもしれないけれど

仕事に就いている大人たちが趣味で集う楽団、

というのがどこの町にも1つや2つはあるのです(^^)

 

偶然にも、園部吹奏楽団には私が吹いていた

クラリネットの名手が何人もいて、

プロの先生のレッスンをみんなで受けて

クラリネットだけのアンサンブルコンサートを開催していた。

 

なんて楽しいんだろう!!!!

苦しくて一度は辞めた音楽をまた始めることが出来た。

本当に楽しくて皆さんに可愛がってもらって

毎晩のように練習して飲み歩いていたような気がする^^;

 

学校も楽しくて仕方がなかった。

半年間能面を彫りながら自分の専攻コースを決めて、

私は木工指物コースを選択。

大工の父から受けた影響も多分にあったと思う。

 

指物というのは、釘を一本も使わない木工技術で作る家具のこと。

 

一線の伝統工芸士として活躍されている職人が先生で、

組み手を作る練習から始まって箱物から箪笥と少しずつ

大物の課題を作り、卒業制作は自分の好きなものを作る。

 

専攻の授業だけじゃなく、デッサンや色彩、デザインの勉強、

マーケティング手法や芸術史の講義、英会話など

ものづくりを職業とするために必要なことも勉強する。

 

・・・していたはず。

 

記憶にほとんどないのはきっと、毎日のように

電車で一時間かけて京都の街へ出て、

寺という寺を巡っていたからだろう。不真面目な学生でした^^;

 

でもこの京都にどっぷり浸かった2年間で

「日本の古い建物が好き」

「日本の古き良き暮らしが好き」

そしてそれを残したい、なくなってほしくないという

今に繋がる一番自分にとって大切な価値観が形成されたのだと思う。

 

***

 

京都へ来て2年が経とうとしている。

また次の道を選ばなければならない。

 

京都での暮らしが楽しくて、楽団の活動も本当に楽しい。

 

学校に出ていた求人の会社に就職を決めた。

ものづくりに関われて楽団も続けられる。言うことない!

 

自分なりに一生懸命働いていたつもりだったのだけれど・・・

入社3ヶ月後に突然クビを言い渡される。

 

目の前真っ暗。

 

まるで意味がわからなかった。

 

楽団の活動が楽しかったから仕事がおろそかに

なっていたのかもしれない。

作業のリーダーを務める女性が大好きな

韓国ドラマの話があまり好きじゃなかったので、

チームプレイの輪を乱していたのかもしれない。

 

後から聞いた話、私の1ヶ月後に入社した女の子も

3ヶ月でクビになっているので、補助金か何かをもらうために

雇用して本当に会社に合う子しか本採用しないという

方針の会社だったのかもしれない。

 

21才の若い私には

会社をクビになった=社会に必要ない人間と言われた

 

という重過ぎる現実だけが残り、

楽しかった楽団も京都での暮らしも全部投げ捨てて

実家に帰ることにしたのです。

 

もうすぐ暑い夏がやってくる前のことでした。

 

栓・黒柿拭き漆鏡台

 

卒業制作の鏡台。

古民家に引っ越してきてこの鏡台が使えるのが

嬉しかったのも束の間、みほのの踏み台にされ傷だらけに

なったので、もうしばらく冬眠中^^;

 

その4、お先真っ暗な感じで終わってしまいましたが(笑)

辛かったことを書いても涙は出ない。

ちゃんと自分の中で消化できてるってことなんだろう。

 

でも誰かに感謝の気持ちを感じる出来事を文章にしていると

書きながら涙が止まらない。

朝っぱらから我ながら気持ち悪いわあ〜^^;笑

 

 

JUGEMテーマ:古民家・田舎暮らしのススメ

 

川に飛び込み!Nature Family 岡山川下り自然体験

 

 

◆◇◆◇◆

岡山ひとつなぎコーディネーター

マスナリエリカの起業ストーリー・その4

◆◇◆◇◆

 

次回、その5は・・・

 

「私の地元・北海道でのお仕事〜大自然編」

 

自然の中でのんびり働きたい♪

田舎暮らししてのんびりしたい♪・・・それは幻想です!?笑

 

その1・大安吉日、わたし開業しました♪伝えたい言葉が溢れて止まらない日々

 

その2・4才まであと8日。姉ちゃんみほのの赤ちゃん返り。

 

その3・赤ん坊を背負って働きに通った玉島のパン屋【ぱんご〜の】のこと

 

その4・東京の音大落ちて京都で職人を目指し会社をクビになって北海道に帰るまで

 

 

| 起業ストーリー | 06:31 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
赤ん坊を背負って働きに通った玉島のパン屋【ぱんご〜の】のこと

ぱんご~の看板

 

私が愛してやまない玉島の丘の上にある

石窯パン工房【ぱんご〜の】さん。

 

出会いはもう5年前のこと。

 

パンも料理も全部自分で作るおっちゃんが

以前は自分で山を開拓してキャンプ場を運営していたこともあり、

アウトドアツアーを稼業としている旦那の仕事を

えらい気に入ってくれていつも気にかけてくれていた。

 

私も実家が北海道と遠いので、

子供が生まれてからもまるで実家のように通っては

おっちゃんのよもやま話を聞いていた。

 

テラス席でランチ&カフェタイム

 

みほのが生まれて育児休暇に入り、子育てに迷いながら

家で赤ちゃんと2人きりで過ごす生活が

だんだん苦しくなってきて、働きたくて仕方ない病にかかった。

過去にも何度か発病しているんだけれど(^^;笑

 

仕事復帰を3ヶ月後に控えた寒い冬の日に

倉敷市が主催している「ランチいただきます」という企画で

お店が忙しくなるという話を聞いて

その頃6ヶ月だったみほのを連れてお手伝いさせてもらうことに。

 

手伝いの押し売りだ(笑)

 

飲食業の接客の仕事は今までで一番楽しかったので、

とても楽しく充実した時間を過ごさせてもらった。

社会に置いていかれている・・・

という感覚からも逃れることが出来た。

 

何より私ひとりじゃない、子供が泣いている時に

抱っこしてくれる人がいるってことがとても嬉しかったし

有り難くて涙が出そうだった。

 

旬のお魚料理がオススメ!!

 

あすみが生まれて3ヶ月、またも同じ精神状態に陥る。

まったく学習能力がないもんだ(笑)

 

それでも今度は仕事復帰する場所がない。

自分で何かやりたいけどその何かが見つからない。

このままじゃみほのは保育園も退園しなきゃならないのに

何からどうしていいかわからない・・・

 

子育てと並行して追い詰められて悶々と悩んで苦しむ日々。

 

そんな時、たまちゃん(奥様)が

「うちに来てくれたらいいやん、一緒に楽しいことしよう」

と誘ってくれた。また涙が出た。

 

3月からあすみを背負って仕事に通い始めて

無事みほのも保育園に通えることになり

看板を作ったりランチの手ごをしたりHPを更新したり

自分の出来ることを最大限発揮しながらお手伝いする日々。

 

誰かがこんなことやりたい!と思ったときに

全力で手伝える人でありたい。

起業へ向かう種がまたひとつ地面に落ちる。

 

ぱんご〜のの惣菜パン

 

3ヶ月が経ち、あすみも6月から保育園の入園が決まり

こんなことしようあんなことしよう♪

とアイディアを出し合う中で、

これが本当に自分のやりたいことなんだろうか?

という小さな疑問が胸に沸いてしまった。

 

目の前の仕事に一生懸命、

求められた仕事はそれ以上で返す!と思っていつもやってきた。

 

でもそれは自分のやりたいことじゃない、と気付いて

息が出来なくなるくらい自分で自分を追い詰めて潰れて

昨年、5年半勤めた会社を辞めた。

 

人の期待に応えて喜んでもらえることは確かに幸せなことだけど

自分の気持ちは?自分が本当にやりたいことは?

 

小さな疑問で頭の中がいっぱいになり始めた頃に

人生観を揺さぶるような講演を聞いた。いかさ田舎カレッジで。

 

それからたくさんの良き出会いがあり

相手の方には自覚がないかもだけれどたくさんの人に

背中を押してもらって、一気に起業することを決めたのです。

 

野良人鬼団inぱんご〜のポタジェ

 

今までのようにはお手伝いに来れなくなる。

がっかりさせるかな・・・と少し重たい気持ちを胸に秘め

開業届を出したその足で名刺を持って挨拶に行ったら、

「おもろいやん!」と褒めてくれて

やりたいこと見つかってよかった、と喜んでくれた。

 

もう涙をこらえるのに必死だ。

 

本当に私は人に恵まれている。出会いに生かされている。

 

あすみを連れてぱんご〜ので働いたこの3ヶ月も

開業を決意するために必要な時間だったんだと思う。

 

本当に感謝の言葉しかない。

 

ぱんご〜ののおっちゃんたまちゃんと

 

【ぱんご〜の】はおっちゃんとたまちゃんが

夫婦2人ではじめた丘の上の小さなパン屋さん。

 

手作りの石窯で焼いたパンとランチが自慢です。

 

これまた手作りのテラス席にはその季節にしかない

気持ちのいい風が吹き込んできます。冬は薪ストーブも♪

 

最近は娘さんのなこちゃんも週末限定で登場して

お花とハーブいっぱいの素敵なお庭を目指して野良仕事中。

 

おっちゃんはパン作りと食事作りの合間をぬって

今は本業そっちのけでユンボに乗ることが最大の楽しみ(笑)

 

建物まで自分で建てちゃうなんておっちゃんすごいな〜

と思いきや実はDIYの達人のたまちゃんが

操るインパクトと丸鋸の音が鳴り響くぱんご〜の(笑)

 

夏休みには、しばらくお休みしていたパン作り体験教室も

復活予定!!私もお手伝いに行くつもりです(^^)

 

ドライブついでのランチタイムに

癒しを求めてのカフェタイムに、

ひーひー言いながら階段を上がらなきゃならないけれど

パンを買うだけでも大歓迎♪

 

でもせっかくだからゆっくりのんびり過ごしてほしい。

【ぱんご〜の】は、アフリカのザンビアの言葉で

「ゆっくり」という意味なんですよ(^^)

 

皆様のご来店をお待ちしております!!

 

ぱんご〜ののカンパーニュ

 

***
石窯パン工房 ぱんご〜の
倉敷市玉島道口3943
086-525-1270

***

・HP http://www.pangono.com

・FB https://www.facebook.com/pangono.jp/

***
営業時間 10:00〜17:00(月曜休み)
ランチタイム 11:00〜14:30
カフェタイム 13:30〜16:00

***

 

おっちゃんたまちゃん、ほんとにいつもありがとう☆

 

 

JUGEMテーマ:古民家・田舎暮らしのススメ

 

暑い夏は:ネイチャーファミリー岡山川くだり自然体験

 

◆◇◆◇◆

岡山ひとつなぎコーディネーター

マスナリエリカの起業ストーリー・その3

◆◇◆◇◆

 

次回、その4は・・・

 

「東京の音大落ちて京都で職人を目指し

 会社をクビになって北海道に帰るまで」の巻(笑)

 

| 起業ストーリー | 11:06 | comments(0) | trackbacks(0) | pookmark |
4才まであと8日。姉ちゃんみほのの赤ちゃん返り。

 

土曜日は1日玉島デー。

 

娘2人を連れて、朝一番に子連れOKのヨガで久し振りに体を動かし

来月から始まる保育園のプールに必要な買い物へ行き

オシャレなカフェでランチをして

午後からは映画「うまれる」の自主上映会へ。

 

冒頭5分でもう涙が。10分もしたらみほのは飽き出して

お友達と歩き回りどうなることかと思ったけれど

クライマックスが近付いて出産シーンを一緒に見た。

 

妹あすみが生まれる日。陣痛がきだした夜中の2時頃から

みほのもかなりなハイテンションで起きてきて

6時過ぎに無事出産するまで父ちゃんと一緒に立ち会ってくれた。

 

しかも助産師さんのバックに回り込んで

出てくる瞬間までしっかり覗き込んでたっていうね(笑)

 

3歳児にはとても強烈な印象だったのだろう、

今でも時々思い出したように

「母ちゃん、あすみちゃんが生まれるとき泣いてたなぁ」

と話をしてくれる。

 

そんなこともあったので、出産のシーンを見たら色々思い出して

またあれこれ話が出来るかな〜♪

 

と思っていたのだけれど・・・様子がおかしい。

 

終わった直後から明らかに不機嫌で理不尽なわがまま放言。

眠いせいだろな〜と帰宅道中寝ていたみほのを起こしてみても

さらに火が点いて手の施しようがない感じ。どうした〜〜〜

 

いやこれは。

 

赤ちゃん返りか。

 

出産シーンを見て妹が生まれる前のことを思い出したのか。

 

父ちゃんも母ちゃんも自分しか見ていなかった日々のこと。

抱っこして!と言ったらいつでも抱っこしてもらえた日々のこと。

 

そう思ったらどうにもこうにも切なくなって

留守番していた旦那にあすみを預けて

泣き叫び暴言吐いてるみほのを抱っこしてひたすら庭中を歩いた。

 

あっちじゃない、こっちじゃない、そうじゃない、

母ちゃんが悪いんじゃ!うあ”〜〜〜〜

 

私が見た、みほのの初めての赤ちゃん返り。


私が産後入院しているときは、父ちゃんとばあちゃん相手に

泣き叫んだり部屋に籠城したりしたみたいだけれど

退院してから一度も妹をいじめたりいらない!って言ったり

なんてしたことがない。

とってもとっても可愛がってよく面倒も見てくれる。

 

あーーー・・・ものすごーく我慢していたんだなぁ。

 

我慢していて当たり前なのに気付かなかった。

いや、気付いてたのに聞き分けのいいみほのに甘えて

気付かないふりをしていた。

 

 

みほのが生まれてから、妹のあすみが生まれるまで

日中は保育園に預けていたけれど

一度も夜離れて寝たことがなかった。

 

出産した日から母ちゃんは赤ちゃんと2人で入院。

 

翌日の夕方にばあちゃんを引き連れて「こっちの部屋なんよ!」

と楽しそうに階段を上がってくるみほのの声が聞こえてきて、

 

なんっ・・・て可愛い声なんだろう。

こんなに可愛くて幼い声だったんだ。

 

と気付いてはっとしたことを思い出す。

 

2人目が生まれたからって「おねえちゃんなんだから○○」

なんて言い方は絶対してはいけませんよ!

と言われるしわかってはいるけどやっぱり言ってしまう。

 

ダメな母だと思いながら

それでも母を辞める訳にはいかないから毎日が試行錯誤。

 

本当に子育ては自分育てだなぁと思う。

 

 

開業する!と決めてからあっという間に

近々のスケジュールが埋まっていっている。

やりたいこともやるべきこともいくらでもある。

 

でも私の一番大切な仕事は母ちゃん業!

 

大切なことを見失わないように。

家族と毎日笑顔で過ごせるように。

 

日々の暮らしを楽しみながら自分のペースで頑張ります(^^)

 

こんな母ちゃんだけど、頼むよみほの!

じゃなかった、スーパーマン(自称)!!!笑

 

あー、子供ってホント面白い。面白い。

 

 

JUGEMテーマ:子供達との記憶

 

夏の思い出作りに:Nature Family 岡山川下り自然体験

 

◆◇◆◇◆

岡山ひとつなぎコーディネーター

マスナリエリカの起業ストーリー・その2

◆◇◆◇◆

 

次回、その3は・・・

 

「赤ん坊を背負って働きに通った玉島のパン屋・ぱんご〜の」

のご紹介です(^^)

 

| 起業ストーリー | 23:59 | comments(2) | trackbacks(0) | pookmark |
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